そらのいろ

日々のこと

シャッターと暖簾

 

 仕事で。色んな事が重なり、つまらないミスもし、

  ”向いてないな”と思う回数がとても多かった先週。

 職場で雑談する気持ちになれないほど、気が滅入ってしまいました。

 そんなとき。

 問い合わせの電話をかけたところ、受話器から懐かしい声が聞こえ、

 思わず、ほっ、としてしまいました。

 以前、同じ職場だった年上の女性で、とても良くしてもらったので、

 ついつい気が緩み、仕事はどう?の問いかけに状況をお話したら、

 ”自らシャッターをおろして、周りをシャットアウトするのではなく、

  おろすのは暖簾ぐらいにね。”と。

 なんていい例えなのだろうと、目から鱗が落ちました。

 その方も、激務に追われ疲労困憊し、仕事でミスが続いていたころ、

 この言葉をかけられたそう。

 シャッターをおろしてしまうと、声かがかけられなくなる。

 暖簾なら、ちょっといいですか?と、声がかけやすい。

 今の仕事は、わたしの代わりができる人は誰も居ない。

 なので、シャッターをおろしてしまうと、周りが困ってしまうから、

 せめて暖簾にね、と。

 いい言葉だなぁ。

 毎日いろんな事があり、嬉しいこともあれば、残念なこともある。

 その繰り返し。

 悲しいかな、向いていないと思える仕事だけど、イヤではない。

 やりがいがあるから。

 わたしの仕事ぶりを知る人からの言葉で、気持ちが軽くなりました。

 大きな会議まで1ヵ月半。

 週末リフレッシュして、新しい週を迎えようと思います。