そらのいろ

日々のこと

 

 5年前の11月、なんとなく訪れた北海道。

 そして、なんとなくレンタカーを借り、あてもなくドライブ。

 ザラザラした気持ちの毎日を整えるための旅だった記憶。

 父が亡くなってから、人生、できるだけやり残しがないようにと

 ピアノを始めたり、やりたいこと、やってみたかったことを

 少しずつ実行している。

 一時期、ていねいに暮らそう、と思い

 その言葉の響きから、何となく落ち着いた生活という感じだった。

  けれど、相変わらず部屋は散らかっていないけど整っていないし、

 仕事が忙しくなると、片付けは後回しになりがちで、

 毎日きちんと整えるのは、わたしには難しく、

 少しぐらいモノが置いてあっても、居心地がよければ良しかな、

 というところに落ち着いた。

 ちょっとバタバタしているぐらいが、丁度いいのかもしれない。

 今年は飛行機に乗り、行きたい場所へ行けなかった。

 年々勢いがなくなってきたけど、

 迷うぐらいなら、やってみたほうがいいのかもしれない。

 人生、何が起こるかわからない。

 まだそんなことが、これからもあるのかな・・

 

思い出の紅葉

気づけば5年ぐらい経っていた・・・

父が亡くなり、諸々の手続きやら片付けがひとまず落ち着いた頃、

「ちょっと紅葉でも楽しまない?」と、誘ってくれた友だちがいた。

それまで彼女のスニーカー姿を見たことが無かったので、

とても新鮮だった。

電車を乗り継ぎ、いつもどおり何てことない話をしながら、

休憩しつつ城下町を散策した。

それぞれ家が遠いので、いつもなら昼間会うと夕方解散だけど、

 この日は、夕飯を一緒に食べることに。

おでんの大根が、ちょっと固くて。笑いながら食べて。

帰るまでの間、父のことについて、

あまり触れなかったのは彼女なりの気遣いだったのだと思う。

大学の英会話講座で知り合い、気づいたら長い付き合いの1人。

暫く会っていないけど、変わりないかな・・・

懐かしい写真を見つけ久しぶりに連絡してみよう。

疲労と余裕の間

 

 大きな仕事を終え、ぐっすり眠れた昨夜。

 とりあえず無事に終わって良かった。

 本来は物々しい雰囲気だと思う中、

 わたしの書類でミスが見つかり、指摘されるかと思ったら、

 意外にもクスッと笑いを取ってしまった。

 金曜の夜は明日はお休みという開放感があるけれど、

 昨日はさすがに心身共に疲れたのか、

 旅行を除けば欠かしていないピアノの練習も、

 ほんの少しで、うとうとしていたらそのまま眠ってしまった。

 これで残業も減るかな。

 それでも、終わった感はあまりなく、心身の消耗だけ。

 まだまだやることが残っているからかもしれない。

 12月も三分の一を終えようとしているけど、

 クリスマスや年末年始を迎える実感が全くなく、

 意識もそこへ向いていないせいか、淡々と毎日が過ぎていく。 

 かといって焦りもない。

 今日はピアノの振替レッスン。

 家を出るまで、少し練習しようかな。

 よい1日を。