そらのいろ

日々の小さな発見を綴る、静かな暮らしの記録。ふと立ち止まる時間をお届けします。

ためすぎたココロに、風を通す。

 

20代の頃は、お金が貯まると直ぐ旅に出ていた。

行き先は(その時)ココロが動く場所。

いつから1人旅を気軽にするようになったのか、全く記憶にないけれど、

子どもの頃から外国に憧れ、

英語が話せるようになりたいと、大人になってから英会話を習い、

初めての海外は1人旅で、行き先はイギリスとフランスだった。

その後も、オーストラリアでワーホリ中の友だちを訪ねたり、

何度か1人旅を経験。今は海外へは全然行っていないけれど、

ここ数年は国内の行き慣れた場所へ、ちょっと泊まりに行くような旅を

楽しむようになった。

それが。あんなにフットワークが軽かったのに、ぱたりと停止して。

今年に入ってからは旅の記事をみたり、ネットで色々見たり、

そのときはココロがパァっと躍るけど、結局行くのをやめてしまう。

そんな話を友だちにしたところ、心身ぐったり疲れて居るのでは?

という言葉が返ってきた。

確かに疲れてはいるだろうけど、そんなに影響を及ぼしていると思いもせず、

言われてはじめて、”あっ、そうかも。”と気づいた。

と同時に、家計簿を見直して、ここ数ヶ月倹約を心がけていたせいか、

意識しすぎて楽しみまで倹約してしまったかもしれないと気づいた。

物価高による影響・・・そんなに我慢はしていないつもりでいたけれど、

以前のようにポンポン気軽に物を買わなくなったことは確かである。

やはりお金さんも旅に出さないと、旅先から戻ってこないだろうと、

この週末、思い切って旅に出ようと少し先の予約を入れたが、

なんだか大きな買い物をしたようで、ドキドキしてしまった。

行き慣れた場所のホテルを何カ所か予約したものの、

どこか後戻りできないように自分を追い込んでいる感じはあるけれど、

その時どうなっているか先のことはわからないから、

「今」を大事にして動けば、結果はあとからついてくるだろうと。

気持ちまで倹約しないように、諸々の疲れに影響を受けないように、

いつもがんばっている自分のココロに栄養をあげよう。